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関ジャニ∞安田もなった脳腫瘍の中の髄膜腫に家族がなった時
関ジャニ∞安田章大(33)さんが脳腫瘍の中の一つ髄膜腫で摘出手術を受けていた事をジャニーズ事務所が公式サイトで発表したというニュースを他人事で見ていました。
まさかその数か月後に自分や家族に髄膜腫が出来ているなんて、考えた事がありますか?
幸い、私の家族は偶然に受けた検査で髄膜腫が発見され
髄膜腫の症状が出ないうちに摘出手術を受ける事になりました。
髄膜腫は脳腫瘍の中の一つで脳を包む頭蓋骨内側にある髄膜にできる
腫瘍です。
髄膜腫のうち90%は良性の腫瘍で
大きくなるスピードもとても遅いので、先生は私の家族の様に
他の検査の際に一緒に発見されて、摘出手術をする事はよくあると言っていました。
ですがそういった検査を受ける事がなく腫瘍が大きくなり
大きな症状が出るようになってからの手術は
髄膜腫の大きさも大きくなっていて
摘出手術も大きくなると、腫瘍が脳に食い込む形になり
摘出手術が非常に難しくなる為、術後に障害の出る確率も高くなるとの事でした。
髄膜腫自体にも症状があり
私の家族に出来た髄膜腫は頭の左側で、腫瘍が大きくなっていくにつれて手足に痺れが出たり、動きにくくなったりする症状が出てくると言われました。
髄膜腫は髄膜に出来る腫瘍なので、起こってくる症状も頭蓋骨に沿ってある脳が何処に関わっているかで症状の出方も違います。
髄膜腫は脳腫瘍の中の種類のたった一つに過ぎず
脳腫瘍は脳の中のどの部分に出来た腫瘍も脳腫瘍と言われます。
○脳腫瘍のできる場所と症状
頭頂部→ 感覚障害
視神経→ 視野、視力障碍 側頭葉→ 失語(優位半球)
下垂体→ 無月経・乳汁分泌・性欲減退・ホルモン過剰からの症状
聴神経→ 聴力障害
小脳→ 失調歩行
脳幹→ 運動麻痺・眼球運動障害
脳腫瘍の原因は不明とされています。
これ以外の症状としては
脳腫瘍によって頭蓋内部の圧力が高まることによって起こる「頭蓋内圧亢進症状(ずがいないあつこうしんしょうじょう)があります
○頭蓋内圧亢進症状(ずがいないあつこうしんしょうじょう)
頭蓋骨に囲まれた閉鎖空間の脳に腫瘍ができると、腫瘍が出来た分の頭蓋内の圧力が高くなった時に頭蓋内圧亢進症状起こります。腫瘍が小さいうちはまったく症状はありませんが、腫瘍が大きくなるにつれて脳内の圧力が高くなるにつれて症状は強くなります
脳の疾患は他にもありますが、他の症状違うことは、日々ゆっくり、ゆっくりと症状が強くなっていくことです。そして元々睡眠中の脳内の圧力が高いことから、頭蓋内高圧症状が出ると、朝起きた時の症状がより強く出てきます。
○脳腫瘍による頭蓋内圧亢進症状の三つの症状
①頭痛→早朝頭痛とも言われ、早朝からの強めの頭痛があ ります
②はき気・おう吐→噴射性おう吐といわれ、文字どうりの噴射するような
おう吐があり。頭痛と同じように早朝に起こりやすい
③うっ血乳頭→頭蓋内圧が進行し、視神経にむくみが生じると左右
両目とも耳側の視野が欠け頭蓋内圧が進行していくことで、視野が欠ける
という症状が大きくなっていきます。
この他に、脳腫瘍の3人に1人は「てんかん発作」を起こすと言われていて
その場合痙攣(けいれん)も見られます。
こういった症状が少しでも疑われた場合
少しでも早く、脳神経外科を受診することを頭に止めておくことが重要です。